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日別アーカイブ: 2025年11月17日

電気工事のあれこれ~コンセント・情報/弱電:PoE・UTP/FTP・Wi‑Fi・ノイズ対策📶~

皆さんこんにちは! 柚電気株式会社、更新担当の中西です。

 

電源コンセントと情報系(LAN/電話/セキュリティ/放送/TV)は、運用のストレスに直結します。あとから“延長タップ地獄”や“ケーブルの巣”にしないために、設計とラベリングと離隔を最初から仕込むことが重要です。🧵

 

1|コンセント計画🔌
用途別容量:OA・厨房・機械。突入電流の大きい機器は専用回路に。
配置:壁・床・天井(プロジェクタ・サイン)に使う位置で配置。可動家具の動線も想定。
安全:接地極・AFCI/GFCI等の感電・漏電保護を用途で選定。水回りは防水。
明かり割り:停電時に全消灯しないよう、回路を交互に割り付け。

 

2|LAN/情報配線🧬
ケーブル種:Cat6/6Aを基本に、将来10GbEを見据え6A採用を検討。長距離やノイズ多環境はFTP。
PoE:カメラ・AP・センサーはPoE給電で配線削減。消費電力に合わせて設計(例:カメラは中程度、APは高出力)。
配線方式:スター配線でIDF/ MDFに集中。床下/天井内はトレー整線、許容曲げ半径を厳守。
ラベリング:パッチパネル↔情報口↔機器のトレーサビリティを統一ルールで。

 

3|Wi‑Fi設計📡
AP配置:遮蔽物・天井高・席密度でレイアウト。重複チャンネルを避け、出力は“強すぎない”。
給電:PoEで電源レス化。天井下地と干渉しない位置に設置し、意匠も配慮。
干渉:電子レンジ・Bluetooth・無線機器の干渉に注意。APは等間隔+チャンネル設計。

 

4|ノイズ・離隔対策🧲
電源と情報の離隔:並走は距離を取り、交差は直角。金属管や仕切りで誘導ノイズを抑制。
インバータ近傍:シールド・接地を強化。弱電と動力は別ルートに分離。

 

5|施工・検査🛠️
端末処理:LANは規格通りピンアサイン。撚りを最小限に保持し、性能劣化を防止。
試験:導通・伝送・PoE負荷の確認。記録はポートNo+写真で残す。
美観:露出配線は通り・同心・直角交差。ケーブルマネジメントで将来改修を簡単に。

 

6|NG→是正🙅→🙆
NG:会議室の床で延長タップだらけ。→ 是正:床コン+天井コンの併用、机下ケーブルトレー。
NG:APを壁際にまとめて設置。→ 是正:等間隔配置+出力適正化、会議室は高密度対応。

 

7|ケーススタディ(中規模オフィス)💼
各島に床コン2/島、天井から吊り下げコンを補完。LANはCat6A、APはPoE対応で配線すっきり。ラベリング統一でトラブル対応時間を半減。

 

8|まとめ🌈
電源と情報は“人が触れる電気”。配置×ラベリング×離隔を最初から仕込めば、現場のストレスは激減します。次回は接地(アース)と避雷を取り上げます。🌩️

 

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